小学5年生の指導例

Aさんは、小数の計算に入ってから、算数が分からなくなってしまったので、慶応学習会に通うことにしました。そこで、Aさんの解き方をみてみると、何でも暗算で解こうとして、小数点の位置やケタを揃える意識がおろそかになっていたために、単純な計算ミスを繰り返していることが分かりました。そこで、「整数でも位を揃えないで計算すると答えを間違っちゃうよね。」と位を揃える大切さを話し、「小数では特にケタや小数点の位置を間違えやすいから、ちゃんと途中式を書いて計算してみよう。」と提案しました。最初は「めんどうくさいよ。」と嘆きながら取り組んでいたAさんでしたが、○付けで全問正解すると、「式を書いたら、簡単だったよ」と得意げにしていました。途中式をしっかり書くようになったAさんは、計算が正確になりました。学校の小数テストでも見事に100点をとることができ、その答案をうれしそうに持ってきてくれました。